運送業Eさま

神奈川県の運送業 労務監査、就業規則の作成変更、顧問契約

手続き業務依頼をメインに社会保険労務士と契約していたが解除し、人事労務管理の適正化、法令順守対応強化の為に弊所と顧問契約開始。労務デューデリジェンス対応も実施。定期に情報共有会議を開催。各支店に法令等の情報を提供し支店長に具体的な内容を指導することで、労務に関するリスクの低減に努めている。

詳細情報

  • 業種: 運送業
  • エリア: 神奈川県
  • 事業規模: 100名程度
  • 顧問契約: あり

関連する業務内容

  • 労務監査・労務デューデリジェンス対応
  • 就業規則の作成・変更
  • 顧問契約
この事例は、従来の手続き業務中心の社労士契約から、より包括的な人事労務管理の適正化を目指した顧問契約への移行を示しています。特に労務デューデリジェンス対応と定期的な情報共有会議の実施により、本社だけでなく各支店に対しても法令順守の指導を行い、組織全体の労務リスク低減に貢献しています。運送業特有の労務課題に対応しながら、全社的なコンプライアンス体制の構築をサポートしている点が特徴です。
 

事例紹介|運送業 Eさま(神奈川県・従業員約100名)

背景・課題

複数拠点を抱える運送業 Eさまでは、ドライバーの長時間労働2024 年働き方改革関連法(自動車運転者への時間外上限規制) への対応が急務となっていました。
従来は「手続き代行」が中心の社労士契約でしたが、
  • 拠点ごとの労務運用のばらつき
  • 運転者台帳・運行記録計データと勤怠システムの不整合
  • グループ入りに伴う 労務デューデリジェンス への対応
といった課題に直面し、“法令順守と現場運用を両立する仕組み” を構築するため、当法人と顧問契約を締結しました。

支援内容

フェーズ施策特徴
1. 労務 DD &現状診断就業規則・36 協定・運行管理簿・賃金台帳を一括精査運送業特有の改善基準告示/点呼記録をクロスチェック
2. 全拠点労務監査5 支店を巡回しヒアリング+帳票サンプリング“支店長チェックリスト”を用意し是正項目を即共有
3. 就業規則・諸規程改定運転者の時間外上限・休息期間・転倒防止研修などを反映ドライバー向けハンドブックも同時制作
4. 定期情報共有会議(月1回)法改正・判例速報、労基署是正事例を解説Web 会議で全支店の管理職が参加
5. 電子申請&文書化サポート入退社・36 協定・就業規則届出を e-Gov で一元管理手続きミスを防ぎ、進捗をリアルタイム共有
6. 行政調査立ち合い労基署・運輸支局調査に同行し是正報告書を作成事後フォローまで含め PDCA を徹底

成果

  • 行政調査での是正勧告ゼロ(2024–2025 年度)
  • 時間外労働を平均 22 %削減:運行計画と勤怠システムの自動突合により早めの是正が可能に
  • 有休取得率 28 %▶51 %へ向上:取得ルール明確化と管理職 KPI 化が奏功
  • 支店長から本社への労務相談件数 40 %減:チェックリスト化で“自走”できる体制を構築
  • 年間手続工数 約180 時間削減:電子申請と書式統一により事務負担を大幅軽減

クライアントの声

「法令対応が“後追い”から“先手”に変わり、ドライバーにも安心感が生まれました。
支店ごとのばらつきがなくなり、本部として数字で管理できるようになったことが大きな収穫です。」

運行管理と労務管理を両立し、法令順守と安全輸送を強化したい運送事業者さまへ
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